仕事や勉強で集中が切れてしまう時、自分には集中力がないと悩んだことはないでしょうか。無の境地に入り込んだと思った途端に、どこかで聞いた音楽の知っている部分だけがエンドレスで脳内リピートされることはないでしょうか。
こんにちは、カカオです。
先日休日出勤した時に、会社で1人で仕事をする機会がありました。
いつも10名程度は同じ室内で仕事をしているのですが、この日はその空間を独り占めできたので、さぞや集中して取り組めるだろうと思っていました。
しかし、敵は想定外に近くにいました。それは自分自身です。
正確には、集中力が思っていたほど持続できず、通常であれば大して時間のかからない作業にも、いつもよりかなり時間がかかったのです。
後から考えれば、集中を阻害する原因はいくつかありました。
例としては以下の感じ。
・静かすぎる空間
・長時間作業
・周囲に人がいないため監視がない
室内が静かすぎると、小さな物音が妙に気になります。それこそ自分がタイプする音が嫌に大きく響いたり、エアコンの音が耳に触ったりと、普段気にならないことが気になって仕方がなくなります。
また、長い時間椅子に座っているのは精神的に辛かったです。話し相手もいないため無言になり、外の音を聞いては孤独を感じ、時々虚無感に襲われます。
そして一人っきりで仕事をすることで、いとも簡単にダレます。普段は誰かの目があるので、だらけることに罪悪感を感じて背筋を伸ばしますが、見ている人がいないと、瞬く間に姿勢が悪くなっていきます。
環境的要因による集中の阻害に加えて、さらに別の要因が邪魔をします。
・朝のニュースの挿入歌
・よく聞く音楽
・耳に残る歌
・印象深いCM
・流行りの曲
音楽は時に集中を助けてくれますが、逆に邪魔をすることもあります。
「イヤーワーム」と呼ばれる現象があります。これは特定の音楽が頭の中で流れ続けることです。一説によれば90%以上の人が経験しているとも言われていますが、残念ながら科学的な治療法は発見されていません。
原因も定かではく、直近でよく聞く曲がイヤーワームとして起こるとも言われますが、僕の場合は前述したように多種の音楽が流れてきます。
人間はかなり繊細な生物です。少し熱を出しただけで通常時の60%くらいしか動けないし、30%くらいしか頭が働きません。体にもまして、心や精神状態は繊細です。だから朝のニュースで流れた挿入曲が頭から離れなかったりします。そうすると集中力がガクッと下がります。
改善する方法も調べれば出てきますが、今回は邪魔されない環境作りを推奨しつつ、効率よく集中する方法を記載します。
①微かに聞こえる程度に雑音を流す。
知っている言語・曲だと聞き入ってしまう可能性があるので、知らない曲、歌詞のない曲、興味のないラジオなどを流しましょう。
②適度に立って動く。
座り続けていても疲れるので、適度に立ち歩いてリフレッシュしましょう。
③他人がいるところで作業・勉強をする。
1人だと結局ダレやすいので、できるなら人がいるところでやりましょう。1人で出社しなければいけない時は、①と②を頑張りましょう。
すぐにできる環境作りは以上として、次は効率的な集中方法を紹介します。
「15・45・90の法則」というものがあります。
15分は深く集中できる時間。
45分は子どもが集中を持続できる最大の時間。
90分は大人が集中を持続できる最大の時間。
つまり、しっかり集中できるのは15分程度ということになります。
またある研究では、60分勉強した学生よりも、15分+休憩5分を3回繰り返した学生の方が、テストの点がよいという結果も出ているそうです。
制限時間を設けるというのも、シンプルで効果的な方法です。
全員が15分以上深く集中できないとも限りません。また、長時間集中を持続できる人もいると思います。あくまで目安として「15・45・90の法則」を頭の片隅に置きつつ、自分に最適な集中時間を探りながら、無理のない時間作業に没頭できるといいでしょう。
ではまた。
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